金沢箔技術振興研究所について

ごあいさつ

所長写真

金沢美術工藝大学名誉教授
金沢市立安江金箔工藝館 館長
専門:哲学・美学

 金沢は日本の金箔のほぼ百パーセントを生産する金箔の一大産地です。金沢が金箔の町であることは、日本のみならず、近年は世界的にも知られるようになってきました。金沢を訪れる外国人観光客の多くが安江金箔工藝館に足を運ばれています。

 金沢箔は工藝作品の素材であり、またそれ自身がひとつの工藝品の品格を持っています。このような質の高い金箔の生産地であることは金沢の誇りです。
 しかし、金沢の顔ともいうべき金箔の生産量は年々減少し、さらに生産者も高齢化しています。金沢箔はそのブランドに反して危機的な状態にあるのです。
 現代の生活に即応した金箔の新たな需要を喚起すること、生産過程の合理化を図ること、金沢箔が解決しなければならない喫緊の課題です。さらに箔打の伝統技法を保存継承すること、また過去の金箔の実証的・文献的調査も、金沢箔のブランドを保つために欠かせません。

 金沢箔技術振興研究所は、これらの問題を解決するために、箔業界、研究機関、専門家、行政が一体となって組織された機関です。  本研究所は安江金箔工藝館内に置かれています。今後は、金箔工藝館との連携を強めながら研究所事業を推進していく所存です。


金沢箔技術振興研究所 所長 川上明孝